精液が赤い、もしくは茶色い場合は、精液に血液が混じった状態（血精液症）です。

大半は原因が分からない特発性血精液症（通常は精嚢からの一過性の出血で、1～2か月で自然治癒する）の場合が多いため過度の心配は不要ですが、まれに前立腺癌や、その他の疾患（前立腺肥大症、性感染症など）が隠れている場合がありますので、精液に血が混じった場合は受診をお勧めします。

【主に行う検査】

検査名	検査内容
検尿	専用の機械で血尿がないか確認します。 血尿がある場合は、その原因をさらに精査します。
PSA検査	50歳以上の方は前立腺癌のチェックのためPSA採血を行います。
超音波検査	超音波（エコー）をおなかにあてて前立腺、膀胱に異常がないかを調べます。
その他	前立腺癌を疑う場合は、MRI検査までお勧めすることがあります。