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前立腺のおもな病気

目次

前立腺肥大症

前立腺肥大症は尿道周囲の前立腺組織が肥大した状態です。前立腺肥大症により尿道が圧迫されて、頻尿や尿の勢いが弱くなるなどの排尿障害を起こします。治療は薬物療法と手術療法があります。薬物療法が無効で排尿障害の程度が重い場合には、内視鏡による手術を検討します。

前立腺炎(急性前立腺炎、慢性前立腺炎)

急性前立腺炎は前立腺全体に細菌が感染することで起こります。敗血症という致命的な状態につながる可能性があるため、迅速な治療が必要です。

慢性前立腺炎は、原因は未解明ですが、前立腺に炎症が生じて下腹部から下半身にかけた痛みや骨盤周囲の不快感、尿が近い、残尿感があるといった排尿症状、射精時の違和感などの症状が起こります。薬の服用で症状は改善してきますが、症状が再燃したり再発を繰り返したりすることが多いのも特徴です。決して焦らずに症状とうまく付き合っていくことが重要です。

前立腺がん

前立腺にできる悪性腫瘍です。前立腺がんになると血液中のPSA(前立腺特異抗原)という腫瘍マーカーが上昇することが知られています。前立腺がんの生涯罹患率は高く、男性の6~7人に1人が罹患すると言われています。前立腺がんの原因として、加齢、男性ホルモン、遺伝的要因のほか、動物性脂肪の多い欧米型の食事や乳製品の関連が指摘されています。親兄弟が前立腺がんにかかった人は、そうではない人と比べて前立腺がんが発生するリスクが高いとされています。転移がないがんの場合は、監視療法、手術、放射線療法などの治療を検討します。転移があるがんの場合はホルモン剤や抗がん剤で治療を行います。

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