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膀胱のおもな病気

目次

急性膀胱炎

細菌(大腸菌など)が尿道から膀胱へ感染することで起こります。頻尿(おしっこが近い)、残尿感(すっきりしない)、排尿時痛(おしっこを出す時の痛み)などが特徴的な症状で、多くは排尿の終わりごろに尿道に不快な痛みを感じます(排尿終末時痛)。血尿が出ることもあります。抗生物質で治療を行います。

過活動膀胱

膀胱が過敏になって、尿が十分にたまっていなくても自分の意思とは関係なく膀胱が収縮する状態で、急に尿意をもよおしたり、何度もトイレに行きたくなったりということが起きやすくなります。場合によっては、急に強い尿意が起こってトイレまで間に合わずに尿がもれる状態(切迫性尿失禁)を伴うこともあります。行動療法(膀胱訓練、骨盤底筋体操)、薬物療法で治療を行います。

膀胱がん

膀胱にできる悪性腫瘍です。最も多い症状は無症候性肉眼的血尿(痛みを伴わない血尿)です。膀胱炎の症状(排尿時痛、残尿感、頻尿など)をきっかけに膀胱がんが見つかる患者さんもおられます。膀胱がんの治療では、まず診断と治療を兼ねて経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を行い、その後の治療法を検討していきます。表在性膀胱がんの場合、この内視鏡手術で根治が期待でき、膀胱が温存できますが、がん細胞が膀胱の筋肉にまで及んでいる筋層浸潤がんの場合は膀胱全摘術が第一選択となります。転移があるがんの場合は手術が困難で、おもに抗がん剤で治療を行います。

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