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急性膀胱炎

女性は男性に比べて解剖学的に尿道が短いため、膀胱内に細菌が侵入・感染しやすく、膀胱炎になりやすいとされています。最近は、清潔に気をつけてウォッシュレットで排尿後に外尿道口を過剰に洗浄する方がおられますが、そのために再発を繰り返しているケースもあります。悪化させると腎臓にも感染が拡大して腎盂腎炎を起こす危険もありますので、症状が治まってもしっかりと治るまで治療を続けましょう。

症状

排尿痛(排尿の最後のほうでしみるような痛みを感じる)、頻尿(尿が近い)、残尿感(すっきりせず残った感じがする)などが主な症状です。排尿時の軽い違和感程度の場合や、血尿が出る場合もあります。

診察

問診、尿検査を行います。尿中に白血球が確認されれば診断がつきます。膀胱炎を繰り返す患者さんの場合や、受診時に背中や腰に痛みがある患者さん、発熱がある患者さんの場合は、腎盂腎炎その他の疾患を疑い、超音波(エコー)などの検査も行います。

治療

抗生物質の処方を行います。水分摂取を励行してもらい、排尿を我慢しないように心がけていただきます。陰部の清潔を保つことが大切ですが、先に述べたように、過剰の洗浄などは逆効果ですので注意が必要です。

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