メニュー

陰茎の疾患

包茎

陰茎全体が皮膚に包まれた状態です。亀頭を全く出せない状態を真性包茎、通常は包茎状態でも包皮を剥いて亀頭を露出できる状態を仮性包茎と言います。また、剥いた包皮で陰茎が締め付けられて包皮を戻せなくなった状態を嵌頓(カントン)包茎と言います。嵌頓包茎は早急な治療が必要になります。

1) 真性包茎

包皮をまったく剥くことができない状態です。小児の場合は経過観察や軟膏治療で自然に治ることがありますが、包皮の炎症を繰り返す場合は小児でも手術が必要になることがあります。無理に包皮を剥くと嵌頓包茎になることがありますので、ご心配な場合は受診を検討してください。大人になっても真性包茎の場合は性交渉に支障がおこりやすく、また、陰茎癌のリスクも高くなるため手術が必要になります。手術が必要な場合は、当院では手術は行っていませんので手術可能な病院へとご紹介させていただきます。

2) 仮性包茎

通常は包茎状態でも包皮を剥いて亀頭を露出できる状態です。基本的にきちんと亀頭を洗って清潔に保てていれば医学的には大きな問題はありません。しかし、包皮の先端部が狭い場合は勃起時に疼痛を伴い、これを無理に矯正しようとして剥いたままにしておくと、亀頭や包皮先端が締め付けられてむくんでしまい元に戻らなくなります。このような状態を嵌頓(カントン)包茎と言い、緊急での受診が必要です。仮性包茎はほとんどの場合手術不要ですが、勃起して剥けたときに締め付けられてつらい場合や、外見上自分のペニスの形に自信がもてない時は手術をお勧めします。その場合、当院では手術は行っていませんので手術可能な病院へとご紹介させていただきます。

3) 嵌頓(カントン)包茎

剥いた包皮が陰茎を締め付けて包皮を元通りに戻せない状態です。陰茎の循環不全を起こすと痛みや腫れが起こり危険です。戻せない場合は緊急処置が必要ですので、できるだけ早く受診してください。

亀頭包皮炎

男性の亀頭や包皮に細菌やカビが感染して炎症を起こす病気です。亀頭、陰茎、包皮は、粘膜の表面に、赤み・びらん・亀裂・かゆみ・皮むけ・痛み・膿などの症状があります。細菌感染の場合比較的炎症が強く赤みが強い傾向にあります。ひどい場合、包皮がむくみ腫れ上がってしまうこともあります。カビが原因の場合、赤みや皮むけがあります。白色や黄色のカスが溜まり、魚が腐ったような嫌な臭いがすることもあります。症状に応じて、外用薬や内服薬の処方を行い治療します。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME